行政書士試験に独学でチャレンジするリスク

独学はコスパが良いという誤解

このサイトでは、行政書士試験を受けるのであれば、資格スクールの通信講座がベストであると考え、おすすめの講座をご紹介しています。

もちろん、もしどうしても行政書士試験に独学でチャレンジするのであれば、どのようなリスクがあるか知っておく必要があります。

行政書士試験の学習スタイルは、大きく独学・通信講座・通学講座の３つに分かれます。

それぞれのメリット・デメリットは一般的には以下のようなものでしょう。

独学を選ぶ方は、言うまでもなくその「費用の安さ」にメリットを感じて独学を選択します。

しかし、この「独学＝コスパが良い」というイメージは正しいものでしょうか。

確かに独学であれば、テキストや問題集といった教材を揃えるだけの費用しかかからないため、一見安くあがりそうにも見えます。

教材の費用だけで比較してはいけない

しかし、実際のところ行政書士試験に合格するために必要なものは「教材」だけではありません。

学習全体の計画の立案、科目ごとの勉強量や復習のタイミングの調整、試験年度ごとの傾向対策などの情報収集など、何をどのように勉強していくのかという部分にも時間を使うことなくして、短期合格はありえません。

独学で行政書士試験にトライするということは、これらのこと全てを自分自身で行うということに他なりません。

当然、初めて受験する方であればかなりの試行錯誤を強いられ、本来の学習に割けるはずだった時間を大幅にロスすることになります。

その点、資格スクールを利用することで、毎年の試験傾向を分析したプロによる学習戦略にそのまま乗って勉強していくだけで良いため、学習効率は格段に上がり、短期合格の可能性はあがります。

なにより貴重な「時間」という機会費用

端的に言えば、独学でも合格は可能ですが、資格スクールを利用しするのに比べ間違いなく多くの時間がかかります。

そしてもし、その時間を仕事や自己投資などの他のことに使えたと考えたならば(このような費用を機会費用と言います。)、とても独学はコストパフォーマンスが良いとは言えないでしょう。

特に行政書士試験のような年に１回しかチャンスが無い国家資格試験では、不合格したら最低でもさらに１年間学習期間が伸びることになります。

独学でチャレンジするのであればこれらのリスクを良く考える必要があります。

なお、例外として他の法律系国家資格(※宅建、司法書士など民法が試験範囲に含まれる資格）を持っている方であれば、すでに国家資格合格に必要な学習方法や、基本的な法律知識は身についているはずですので、独学でも問題無いかもしれません。

同じ資格スクールでも通学講座より通信講座をおすすめする理由

そもそも資格スクールを利用するとして、仕事などが忙しくて通信講座しか選べないという方も多いでしょう。

しかし、仮に時間の余裕がある方であっても、当サイトでは通信講座を強くおすすめします。

理由は最近の通信講座はネットを利用したWEB学習の環境が非常に整ってきているからです。

行政書士試験の学習は最終的には知識を定着させるための「反復学習」になります。

動画講義や、テキストの読み込みで理解した知識を、試験科目によっては非常に細かい数字まで正確に記憶する必要があるからです。

そしてこの記憶を定着させるための「反復学習」に最適なのがスキマ時間の徹底活用です。

ちょっとした時間を使い、何度も何度も同じことを見て聞いていくことで、さほど集中力も必要とせずに必要な知識が頭に入っていきます。

ひと昔前は、「単語カード」などを使うのが定番でしたが、(もちろん今でもそれは効果はあります。)今では、多くの通信講座ではスマホやタブレットを利用して、動画講義や一問一答のWEBテストなどもスキマ時間でできてしまいます。

え？スマホを持っていない場合はどうするかって？

絶対もとはとれるので、行政書士試験のためだけにも買って下さい(笑)

また、通学講座ならではのメリットと思われている質問対応なども、メールや専用システムなどで対応してくれる通信講座
も多くあります。

まとめ

ここまで見てきたように行政書士試験のような年に１回した受験機会の無い、難易度の高い試験に、独学で挑戦することは結果的に多くの時間を失い、割に合わない選択となることが多いのが事実です。

行政書士試験の合格は、ゴールではなくより充実した人生を送るためのスタート地点に過ぎません。

効率の良い、通信講座を利用した学習でなるべく時間をかけずに合格したいところですね！